
シジミバナの特徴
アーチ状の枝から、小さな白い花がたくさん咲きます。
同じシモツケ属のユキヤナギによく似ていて、ユキヤナギより花期は少し後です。
花の形が、蜆(シジミ)の身に似ているということで、シジミバナという名前が付けられたそうです。
別名、エクボバナとも言われ、花の中心がヘコんでいる様子が、エクボに似ているという理由だそうです。
シジミにもエクボにも見えないような気もしますが、とにかくかわいい花です。
シジミバナの栽培カレンダー
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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植替 | ● | ● | ● | |||||||||
種蒔 | ||||||||||||
肥料 | ● | ● | ||||||||||
開花 | ● | ● |
シジミバナの基本情報
名前 | シジミバナ |
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学名 | Spiraea Prunifolia |
科名 | バラ科 |
属名 | シモツケ属 |
原産地 | 中国 |
耐寒 | |
耐暑 | |
耐陰 | |
過湿 | |
乾燥 | |
葉水 | |
開花 | 4〜5月 |
植え替え | 3、10〜11月 |
肥料 | 1、6月 |
用土 | 草花用培養土 |
花言葉 | 未来への期待、控えめだが可愛らしい |
シジミバナの品種
一般的に流通しているのは、八重咲きのシジミバナですが、原種はヒトエノシジミバナ(一重咲きのシジミバナ)だそうです。
八重咲きシジミバナが先に命名され、ヒトエノシジミバナは後から命名されたため、ヒトエノシジミバナの方が変種とされているそうです。
ヒトエノシジミバナには、まだ出会ったことがありません。
シジミバナの植え替え

植え替え時の根の状態です。
根が活動している暖かい時期の植え替えの際は、根鉢を崩さない方が良いそうです。
適期の3月に植え替えたので、古い土をしっかり目に落とし、下の方の根も整理しました。
その後ダメージを受けている様子もなく、元気に育っています。
鉢植えの場合の植え替えは、1〜2年に一度くらいの頻度だと思います。
今回は1年で植え替えましたが、2年だと根詰まりする可能性がありそうです。
シジミバナの水やり
過湿でもなく、乾燥しすぎでもない状態を好むように思います。
4月、4〜5日、5月、2〜3日、6〜8月、毎日、9月、1〜2日、10〜11月、2〜3日、12〜2月、10〜14日、3月、4〜8日に一度というペースで水やりしていました。
夏場以外は、サスティーで水やりを管理しています。
シジミバナの肥料
2月の新芽が芽吹いてくる頃と、6月の花後。
置肥(緩効性肥料)を与えています。
シジミバナの花期

3月初旬に、蕾がどんどん出てきだしました。

3月初旬から中旬に差し掛かる頃、開花が始まりました。
たくさん咲き出したのは、3月末頃です。
花びらが結構デリケートで、何かが当たってしまうと、すぐハラハラ散ってしまいます。
シジミバナの剪定

12月上旬、黄色く紅葉した葉が、どんどん落葉していきます。
よく見ると、新芽が控えています。

2月半ば、新芽が成長し葉が開きだしました。
剪定の時期は、花後すぐです。
5月中旬〜6月頃。
剪定時期が遅れてしまうと、枝の成長が間に合わず、花が少なくなったり、花が咲かないそうです。
シジミバナの置き場所
日当たりの良い場所。
暑さにも寒さにも強く、屋外で育てるのが良いと思います。
地植えでも鉢植えでも育ちます。
ユキヤナギを育てたかった筆者は、鉢植えに適さないユキヤナギを断念し、よく似たシジミバナを選びました。
シジミバナの増やし方
八重咲きシジミバナは、種が出来ません。
挿し木は成功しにくいそうで、株分けにて増やすのが良いそうです。
シジミバナを育ててみて
アーチ状の枝に咲く、かわいい小さな白い花が絵になります。
手間も掛からず、ものすごく育てやすいです。