【奈良】柿の葉寿司食べ比べ1
奈良の名物、柿の葉寿司。
久しぶりに食べたら、「こんなにも美味しいものだったっけ?」
となり、ハマっています。
「柿の葉寿司なんてどの店で買っても同じような味」
と思っていたら、店によって全然違うことがわかりました。
そこであちこちへ足を伸ばし、色んな店の柿の葉寿司を食べ比べてみました。
柿の葉寿司とは?
柿の葉寿司は、上の画像のように、柿の葉に包まれた四角い押し寿司で、紙箱や木箱に詰めて売られています。
なぜ葉っぱで包んでいるのかというと、柿の葉の抗菌作用で保存性が高まるそうです。
保存だけではなく葉っぱで包まれているおかげで、手を汚さずに食べることができます。
外出先で食べるのにも最適です。
サバなどの魚は、塩や酢で〆られています。
作られたその日は塩や酢がしっかり効いているので、翌日に食べるのがおすすめです。
買ったその日に食べてしまってなかなか翌日に残せずにいますが、偶然残った時に食べてみたら翌日の方がまろやかになっていて美味しかったです。
柿の葉寿司といえば奈良の名物とばかり思い込んでいたのですが、和歌山、石川、鳥取の名物でもあるそうです。
和歌山はよく行くので、さんま寿司やめばり寿司をよく目にしますが、和歌山の伊都郡では柿の葉寿司が名物なのだそうです。
伊都郡は柿が名産で、奈良に隣接している地域です。
石川県、鳥取県の柿の葉寿司は、奈良県、和歌山県の柿の葉寿司とはまた違うそうです。
奈良県と和歌山県では、柿の葉で包まれた四角い押し寿司です。
主に、サバやサケが使われていて、店によっては、タイやアジなどがあったりします。
石川県と鳥取県は、柿の葉の上に乗せて包まないタイプで、桶の中に重ねて並べ押したもののようです。
石川県では、サバやサケが使われているのは共通ですが、紺のり、桜エビ、ごまなどが乗っています。
鳥取県では、マスが使われていて、山椒の実が乗せられています。
機会があれば、石川県や鳥取県の柿の葉寿司も食べてみたいです。
柿の葉寿司の違い
子供の頃に食べたことがあったくらいで、関西人の私にとっては特別珍しいものでもなく、わざわざ買ってまで食べるということはありませんでした。
ところが、「ここの柿の葉寿司がおいしい」と、たまたま連れて行かれたことがきっかけで、柿の葉寿司にハマることとなりました。
今では、いろんな店の柿の葉寿司を食べてみたい!と、あちこちに立ち寄って食べ比べをしています。
何が違うかと言うと、酢の効き具合、酢の味、塩加減、ご飯の炊き加減、米の違いなどが店によって全く違います。
「酢がしっかり効いているのが好き」
「塩が効いてる方が好き」
「ご飯が柔らかめなのが好き」
など、人によって好みが分かれると思います。
私自身は、酢の効き具合が程よく、塩味はあまり強すぎずちょうどよく、ご飯はもっちり柔らかめが好みです。
柿の葉寿司と言えばサバですが、サケも多いです。
タイ、アジ、エビ、アナゴ、ノドグロなど、種類が豊富な店もあります。
私はサケとサバが好きです。
食べ歩きのパートナーである夫は、サバが苦手なもので、いつもサケを選んでいます。
取り扱いのある店は少ないですが、炙りがものすごく好きです。
柿の葉すし本舗 たなか
柿の葉寿司といえば、たなかが一番有名どころなのではないかと思います。
店舗も多く、デパートなどの取扱店も多いです。
箱を開けるとこんな感じです。
柿の葉で包まれているので、この説明書きがないとどれがサバかサケか分からなくなります。
一番オーソドックスなサバです。
2番目によくあるのがサケ。
食べやすいので、お子様にもいいかもしれません。
こちらはタイ。
癖がなくさっぱりしています。
巻き寿司好きな夫が買っていました。
魚が苦手な家族がいる場合、巻き寿司もあると安心です。
味については、買ったその日のものは酢が強かったです。
ところが、翌日に余った分を食べると、全く違う味わいでした。
この店の柿の葉寿司は酢が強いなと感じていましたが、翌日は不思議なことにかなりまろやかになっていました。
当日製造分と、前日製造分を選べたりするといいなと思いました。
- 店名
- 柿の葉すし本舗 たなか なら本店
- 所在地
- 奈良県奈良市東向中町5-2
- 電話番号
- 0742-81-3651
- 営業時間
- 9:30~19:00
- 定休日
- なし
- URL
- 柿の葉すし本舗 たなか
- MAP
-
- 個人的評価
柿の葉ずしヤマト
子供の頃ぶりに食べてハマったきっかけが、ヤマトの柿の葉寿司です。
まろやかで、酢の効き加減も塩加減も米の柔らかさも好みでした。
それに合わせて、炙りサーモンが今まで食べた柿の葉寿司のネタで一番好きでした。
柿の葉寿司ってこんなに美味しいものだったのかと気付かされたのは、ヤマトに出会ってからです。
奈良に店舗が点在しています。
ヤマトの柿の葉寿司のサバです。
この炙りサーモンが絶品です。
普通のサケも美味しいですが、炙りにするとより一層美味しいです。
お取り寄せの中には、この炙りサーモンがないので、店頭でしか買えないようです。
炙りサバはお取り寄せの中にありました。
五条本店内には「夢宗庵」という、レストランがあります。
何ヶ所かはレストランが併設されているそうです。
柿の葉寿司は持ち帰るので、それ以外のメニューをいただきました。
柿の葉寿司の販売と、レストランの営業時間は違います。
ヤマトの場合は、買ったその日に食べても酢が強い感じがしませんでした。
塩加減も程よいです。
まろやか系が好みの方には、ヤマトの柿の葉寿司をおすすめしたいです。
- 店名
- 柿の葉ずしヤマト 五條本店
- 所在地
- 奈良県五條市五條3丁目2-2
- 電話番号
- 0747-23-1955
- 営業時間
- 8:00~21:00
- 定休日
- なし
- URL
- 柿の葉寿司ヤマト
- MAP
-
- 個人的評価
柿の葉寿司のゐざさ 中谷本舗
「ゐざさ」と書いて、「いざさ」と読みます。
背中に笹の生えた大イノシシの猪笹王(いざさおう)」の伝説にちなんで名付けられたそうです。
上の画像の店舗は、唐古・鍵遺跡史跡公園の隣にある田原本店です。
地元以外の方は「本店」なのかなと勘違いされるかもしれませんが、「田原本(たわらもと)」という地名です。
工場が併設されているので、大きな建物です。
すぐ向かいには、道の駅「レスティ唐古・鍵」もあります。
ゐざさはいろんな種類があり、結構迷いました。
ゐざさ寿司は、笹巻き寿司です。
見た目が綺麗なので買ってみました。
柿の葉と違って、笹の葉は香りがあまりないのか、柿の葉寿司とまた違った味わいでした。
とにかく見た目が美しい。
ゐざさ寿司の笹を開いたところ。
山菜巻です。
その名の通り、山菜の巻き寿司です。
海苔ではなくおぼろ昆布で巻かれています。
これは、夫が買っていました。
山菜巻の中身はこんな感じです。 柿の葉寿司ばかりではなく、いろんな種類があるので飽きがこないかもしれません。
いろいろあるから迷いましたが、定番のサバとサケはしっかり買いました。
ゐざさの柿の葉寿司の酢加減塩加減は、ちょうど良い感じでした。
- 店名
- 柿の葉寿司のゐざさ 中谷本舗 田原本店
- 所在地
- 奈良県磯城郡田原本町唐古80-5
- 電話番号
- 0744-34-0133
- 営業時間
- 9:30~18:00
- 定休日
- 月曜日
- URL
- 柿の葉寿司のゐざさ 中谷本舗
- MAP
-
- 個人的評価
さいごに
個人的な好みで評価しましたが、柿の葉寿司は好みが分かれるのだと思います。
製造当日と翌日でも味わいが全く変わりますし、人それぞれ好きな柿の葉寿司は違うのだろうなと思います。
次回、他の店の柿の葉寿司についても紹介します。
私も夫も共に、個人的評価一位の店があるので、次回をお楽しみに。
投稿日: 2024/03/23
投稿日: 2024/03/23
執筆者プロフィール
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2022/10/30
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2022/10/16
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