フランネルフラワーの育て方

フランネルフラワーの育て方。植え替え、剪定、水やり、肥料、置き場所などについてを紹介します。
も く じ
フランネルフラワーの特徴
フランネルのような手触りのふわふわした花と葉。
おしゃれでなんとも言えない魅力があるのですが、育て方は難しいです。
フランネルフラワーの栽培カレンダー
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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植替 | ||||||||||||
種蒔 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
フランネルフラワーの基本情報
名前 | フランネルフラワー |
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学名 | Actinotus helianthi |
科名 | セリ科 |
属名 | アクチノータス属 |
原産地 | オーストラリア |
耐寒 | |
耐暑 | |
耐陰 | |
過湿 | |
乾燥 | |
葉水 | |
開花 | 4〜6月 、9〜12月 |
植え替え | 4〜5月、9〜10月 |
肥料 | 3〜6月、9〜11月 |
用土 | サツキやブルーベリー用培養土(酸性の土) |
花言葉 | 高潔、誠実、いつも愛して |
フランネルフラワーの品種
- フェアリーホワイト
- 花が大きい。
四季咲き性。 - フェアリームーン
- 花がクリーム色。
フェアリーホワイトとほぼ同じ。 - エンジェルスター
- 花が小さい。
四季咲き性。
耐寒温度0℃。 - リトルエンジェル
- 花が小さい(エンジェルスターよりも更に)
四季咲き性。
多花性。
コンパクト。 - 天使のウィンク
- 花が小さい(リトルエンジェルよりも更に)
四季咲き性。
多花性。
コンパクト。 - ファンシースノー
- 切り花用品種。
春一季咲き。 - メルヘンスター
- 切り花用品種。
- ファンシーマリエ
- 切り花用品種。
四季咲き性。
ファンシースノーとエンジェルスターを交配。
フランス語の結婚を意味するマリエと、親であるファンシースノーのファンシーを合わせて命名されたそうです。
フランネルフラワーファンシースノー
フランネルフラワーメルヘンスター
フランネルフラワーファンシーマリエ
フランネルフラワーの植え替え

絶対に根を触らず、そのまま植え替えるのがポイント。
根がデリケートなので、古い根を切ったり、古い土を落としたりせずにそのままにします。
フランネルフラワーの水やり
思っている以上に過湿が本当に苦手です。
土が乾いたタイミングで水やりするのでも、まだ早いようです。
花がタラーっと下向きになったタイミングで、水やりするのがちょうど良いそうです。
かと言って放置してしまうと今度は枯れてしまうので、ちょうど良いタイミングを狙って水やりするのが大切です。
フランネルフラワーの肥料
3〜6、9〜11月に緩効性肥料をやる。
薄めた液肥でも良い。
フランネルフラワーの花期

フランネルフラワーエンジェルスターの花

フランネルフラワーリトルエンジェルの花
ほとんどの品種が四季咲き性。
秋は、夏越しで弱っていたりするので、春が一番咲くように思います。
フランネルフラワーの剪定

フランネルフラワーに限らずですが、こまめに花がら摘み(終わった花を切り取る)をすることが大切です。
そのままにしておくと種が出来、そちらに体力を使ってしまいます。
早めに花がら摘みをすることで、二番花、三番花とたくさん花を咲かせてくれます。
上の画像のAの花のように、終わりになってくると、花びらが外向きに反り、花芯が茶色くなってきます。
Aの一番花の下には、Bの二番花が控えています。
Aの花が終わりになったら、赤線のところで切ります。
Bの花が終わりになったら、青線のところで切ります。
8月になったら、全体を5cmほど切り戻します。
いつもは、夏越し後や冬越し後に枯れてしまうパターンでした。
今までは、蒸れに弱い事を考慮して剪定をしっかりしていたのですが、その後弱る傾向があったので、今回から少し遠慮気味にしてみました。
全体的に葉が茶色くなったりと、また枯らしてしまうんだろうなぁと思っていましたが、昨春に購入したフランネルフラワーリトルエンジェルが、夏越しして冬越ししてまた春を迎える事が出来ました。
あまり思い切った剪定は控えて、花がらはまめに摘む感じで様子見ています。
フランネルフラワーの置き場所
直射日光の当たる場所。
日光に当たらなければ、花の月が悪くなる。
雨に当たっても良いが、当たらない軒下の方が適している。
霜に注意。
筆者は、一年中日当たりの良いベランダで育てています。
夏はシェードで半日陰になるよう対策し、冬は直接風が吹き付けないようにしています。
フランネルフラワーの増やし方
種まきと挿木で増やせるようです。
なんとか育てるのだけで必死で、まだ増やす余裕がありません。
フランネルフラワーの病気や害虫
灰色かび病、ハダニ
フランネルフラワーを育ててみて
気難しいなぁというのが正直な感想。
オーストラリアが原産地の植物全般的に、日本の高温多湿な気候には適応しにくいのだろうと思います。
かなり工夫がいると実感しています。
それでも、なんとかうまく育ててみせたいと意地になってしまうくらいの魅力のある植物です。
もう何度買い直したことか。
現在育てているフランネルフラワーリトルエンジェルが、夏越し後無事冬越しをして春を迎える事が出来、只今蕾をつけて開花待ちです。
あのフワフワの花が咲くのが今から待ち遠しいです。
気難しいけど、育てがいのある植物です。
この記事について
このガーデニングの記事は、筆者が実際に育てた植物のみです。
実体験を元に、分かった事を記事にしています。
栽培環境は関西です。
環境により違う事もたくさんありますので、ご自身の環境に合わせながら参考にしてください。
投稿日: 2022/04/19 最終更新日: 2022/09/10
投稿日: 2022/04/19
最終更新日: 2022/09/10