【三重】九郎兵衛の墓とお菊の墓

三重県熊野市紀和町にある、パワースポットの『九郎兵衛の墓とお菊の墓』へ行ってきました。
『板屋九郎兵衛の里』『九郎兵衛の墓』『お菊の墓』についてを紹介します。
も く じ
『板屋九郎兵衛の里』とは?
『板屋九郎兵衛の里』とは、三重県熊野市紀和町にある、道の駅『熊野・板屋九郎兵衛の里』のことです。
『板屋 九郎兵衛』の生まれたところなので、『板屋九郎兵衛の里』と名付けられています。
三重県熊野市紀和町は、棚田の丸山千枚田、赤木城跡、瀞峡、雲海のツエノ峰、布引の滝、クマノザクラなど、見どころがたくさんあります。
元鉱山の町なので、鉱山資料館もあります。
温泉は、湯元山荘『湯ノ口温泉』や入鹿温泉ホテル瀞流荘『やすらぎの湯』があります。
道の駅『熊野・板屋九郎兵衛の里』

この道の駅はパワースポットではありませんが、『九郎兵衛とお菊』についてを知るなら、まずここからスタートすることをおすすめします。
パンフレットや掲示物などがあります。
『九郎兵衛のお墓』と『お菊のお墓』

三重県熊野市紀和町板屋に昔実在した夫婦、『九郎兵衛とお菊の墓』がパワースポットとのことです。
近くの温泉(湯ノ口温泉と入鹿温泉)へ行った時に、『九郎兵衛とお菊』のことを知り、今度行ってみようと思っていました。
おくとろ温泉からも近いので、その時に立ち寄ってみました。
マップの左側中央あたりを見てください。
九郎兵衛のお墓は、「願い事が叶う」
お菊の墓は、「勝負運アップ」
と書かれています。
『板屋九郎兵衛』について

『板屋九郎兵衛』とは、江戸時代に板屋村(現 熊野市紀和町板屋)に生まれた実在の人物です。
「板屋 九郎兵衛」の本名は、「玉置 九郎兵衛」です。
「九郎兵衛」は、「くろべえ」と読みます。
九郎兵衛は、板屋の庄屋を務めていて、博打の胴元でもありました。
親分肌で義理人情にも厚く、人望があったそうです。
男気があり曲がったことが嫌いで、良くも悪くも真っ直ぐな人だったのだろうと想像しました。
この九郎兵衛の妻がお菊で、絶世の美女だったそうです。
子に恵まれなかったため彦八という養子をもらって、3人仲睦まじく暮らしていたそうです。
そんな九郎兵衛とお菊に、悲劇が訪れます。
九郎兵衛の勘違いで、愛するお菊を鉄砲で撃ち殺してしまうのです。
お菊に怪しい噂があったため、家を留守にしているのを駆け落ちをしたと勘違いしてしまったそうです。
美しい妻を持つと、こういった心配がつきものなのかもしれません。
駆けつけた先でお菊と彦八が眠っているのを見て、噂の相手と床を共にしていると見間違えてしまったそうです。
冷静な状態でいられなかったのでしょうね。
彦八の泣き声で勘違いと気づきましたが、お菊は既に事切れていたそうです。
勘違いで殺してしまったことを激しく後悔し、九郎兵衛は頭を丸め、懺悔のため入定(生きたまま墓穴に入る)したそうです。
その様子を想像すると恐ろしいです。
墓穴で大人しく死を待てるものなのだろうかと、無駄に想像力が働く私は考えただけで苦しくなりました。
彦八はその後どうなったのだろうとか、関係ないのにいちいちと心配になりました。
九郎兵衛の墓に触ると「願い事が叶う」

「つらい時は頼みに来いよ。一度は必ずかなえてやるぞ。」
と、入定前に村人に言い残したことで、九郎兵衛の墓に触ると「一度は必ず願い事が叶う」と言い伝えられているそうです。
お菊の墓は「勝運アップ」

九郎兵衛が博打場へ出かける時、「出かけるぞ」と言ってお菊の肩を軽く叩いたそうです。
そうすると必ず博打に勝ったことから、「あらゆる勝負事にご利益がある」と言い伝えられているそうです。
九郎兵衛・お菊の夫婦石

熊野といえば、那智黒石です。
黒々とした那智黒石が好きです。

那智黒石で作られたモニュメントが、『九郎兵衛・お菊の夫婦石』です。
『お菊の墓』

まずは『お菊の墓』からです。
狭いですが、駐車場もありました。
Googleマップの「藤の花ロード」というところは公園です。
「藤の花ロード」を目指し、「藤の花ロード」から赤い印に向かって細い道があるので、そこを進んで行くと駐車場に到着です。

気軽に来てしまいましたが、雨上がりで足元が悪く、結構登らないといけない所でした。
勝手に、平地を想像してしまっていたので気合を入れました。

勝負事の前ではありませんが、仕事などが順調に行くようにお願いしてみることにしました。

右の階段ではなく、左の階段?のような方を進みます。
ヒールやサンダルは厳禁です。
スニーカーでないと結構危ないです。

矢印を頼りに進みます。
ちょっとした山登りです。

もうすぐ『お菊の墓』です。
「一体どこにあるんだろう?」と、思いながら登っていました。

『お菊の墓』に到着しました。
小さなお墓と小さな賽銭箱がありました。
お茶のお供えと賽銭をしました。
お菊さん、勝負運(仕事運)アップにお力添えをよろしくお願いします。
『九郎兵衛の墓』

次は『九郎兵衛の墓』です。
「市営住宅第3所山団地」の駐車場奥に、参拝者用の駐車場2台分が確保されています。
駐車場入り口から向かって右側奥のスペースに、張り紙があります。

『九郎兵衛の墓』の入り口です。

階段が多いです。
『お菊の墓』までの道のりよりは楽でした。

『九郎兵衛の墓』に到着しました。
『お菊の墓』よりは大きなお墓です。
ここに生きたまま入ったのですね。
ここでも、お茶のお供えと賽銭をしました。
「一度は必ず願い事が叶う」ということなので、お墓に触りました。
生きているとどう頑張っても、自分の力ではどうにもならないことも多々あります。
こうやってお願いすることで、少し心強くなれたりします。
九郎兵衛さん、心配事が解決するようにどうかお力添えください。
九郎兵衛とお菊の勝運お守り

『道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里』で、『九郎兵衛とお菊の勝運お守り』が売られていました。
夫はすかさず購入していました。
パワースポットとかお守りとか、そういったことが特に好きなのは夫の方です。
私は、お守りの数が増えすぎるのが好きではないので、今回は購入しませんでした。
黄色、ピンク、水色の3色がありました。

裏には、「勝運」と書かれています。
九郎兵衛さんの博打みたいに、勝負運がアップするといいですね。
さいごに
今回の『九郎兵衛の墓とお菊の墓』は、全国的に有名な観光スポットとは違いますが行ってみてよかったです。
叶えたい願い事がある人、勝負運アップしたい人は、ぜひ行ってみてくださいね。
投稿日: 2023/07/05 最終更新日: 2023/07/17
投稿日: 2023/07/05
最終更新日: 2023/07/17