十分と充分、どう違うの?
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『これだけあれば、じゅうぶんです。』
『じゅうぶん、注意しておきます。』
『まだまだ、じゅうぶん使えます。』
『じゅうぶん、楽しませて頂きました。』
十分と充分。
どちらを使うのが正しいのか分かりますか?
辞書で調べると、十分と充分は、同じ意味となっています。
では、どちらを使っても大丈夫なのでしょうか?
「十分」と「充分」――いずれも普通に行なわれている。
憲法では「充分」を使っている。
本来は「十分」であって、「充分」はあて字である。
また、「十」のほうが字画も少なく、教育漢字でもあり、「充」はそうでないことなどからも、漢字を使うとしたら「十分」を採るべきであろう。
しかしながら、最近では、この語はかな書きにする傾向がある。
充分とは、あて字だったのですね。
『充』という漢字は、充実、充足などに使われていますね。
『私はじゅうぶんに愛されている。』
『私は、じゅうぶんに幸せ。』
など、心の問題を表すのに、充分を使い、
『時間はじゅうぶんある。』
『これだけあればじゅうぶん。』
などの用途に、十分を使うのだと思っていました。
心の満足感を表す場合、何故か、十分よりも、充分の方が、満たされているように思ってしまうんです。
本来は、充分ではなく、十分を使うべきということですね。
十分と充分の違い。
十分に理解出来ました。
日本語って、紛らわしい言葉が本当に多いですね。
投稿日: 2015/02/18 最終更新日: 2024/05/03
投稿日: 2015/02/18
最終更新日: 2024/05/03
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